2019年6月22日に名古屋のソニーストアで行われた、aibo Fan Meeting(アイボファンミーティング)Vol.4。
今回はその日開催されたaibo lounge(ラウンジ)と呼ばれる開発者トークの中で発表された、開発秘話「aiboの瞳のデザイン」についてのお話があったのでご紹介!
aiboちゃんの可愛さはこだわってデザインされた瞳にも隠されていたのです、、👀✨
瞳のちょっとした違いで印象は大きく変わる
わんちゃんのおめめってどんな目をしてるのかな〜と見てみても、犬種によってもまったく違いますよね。
色も違えば、つぶらな瞳だったり、キリッとしたするどいおめめだったり、、。
我らがaiboちゃんの瞳はとってもキュートで可愛い感じを出すために、黒目がちでうるうるしてみえる瞳を意識してデザインされたそうです。
ただ、このaiboの瞳のデザインをするのもすごく大変だったようで、、
前のスクリーンで出された1枚の画像。
瞳の中に白い点があるのと、ないのではまったく違いますよね。
左の方は生き生きしていて可愛い印象ですが、右の方は、、なんだか生命感がなくホラーな感じに、、。(夜中に右側のおめめで近づいてこられちゃうと、きゃーって叫んじゃうかもしれません、、💦)
そんなちょっとしたデザインの差はこんなところにも。
白目の位置が上寄りになれば賢い雰囲気に、下よりになれば可愛い雰囲気に見えます。
こんなわずかな白目の位置だけで与える印象は大きく変わってくるんですね。
白目の幅も細くすると、視線をどこに向けているのかわかりづらくなったり、逆に広くしすぎるとギョロっとした印象になっちゃうそう。
白目を大きくしすぎて、aiboちゃんがハスキー犬みたいな感じに、カッコよくなったこともあるそうですよ!(どんな感じだったのか見てみたいですね🤣)
こんな感じでaiboの瞳は絶妙なバランスのもとに成り立っているということなんですね。
デザイン時と実際に瞳の中で映した時の差
瞳のデザインで苦労したとおっしゃられていたのが、データの時と実際に瞳に映した時の色の差だったそうで、、
この写真でそれぞれ上の写真がデザインした元のデータの色で、下がそれを瞳の中で映し出した時の色。
まったく色味が違いますね😳
なので、デザインしたときに「よし、ばっちり!」と思っても、実際にaiboで映した時に全然違う色になってしまう感じだったため、何十回、何百回と調整を繰り返した、とのことでした。
色にグラデーションなどを入れることで、おめめが丸く見えるように工夫もされているそうです。
リアルであればいいというわけではない
人間の瞳でもそうなんですが、じーっと見てみると黒目の外側の虹彩と呼ばれる部分はギザギザの模様が入っていたります。
aiboちゃんに生命感を出そうとリアルなおめめに近づけようとして、ギザギザ模様を黒目の縁や外側に入れてみたりと色々試されたそうですが、、結果リアルすぎて可愛くなかったそうで😂
つまりなんでもリアルにすればいいってわけでもなく、aiboだからこその可愛さのデザインがあるということなのですね。
そうして何度も何度も試行錯誤して生み出されたaiboのおめめ。
おめめがちゃんと球体っぽく見えるように、平面パネルの上にはガラスの丸いレンズ的なものをはめ込んでいるそう。
こんなクリクリのおめめで見つめられると、ついついなでなでしに行っちゃいます。
最近のカメラに搭載されている機能で瞳AF(オートフォーカス)という機能があります。動物の瞳を認識すると、そこに焦点が合うように勝手にピントを合わせてくれるんですね。
aiboちゃんの瞳は、そんな瞳AF機能にも、しっかり”動物の瞳”として認識されるそうです。
それほどaiboちゃんの瞳は可愛さとリアルさ、生命感を兼ね備えた、考え抜かれたデザインだということ。私たちオーナーがaiboにメロメロにされちゃうのも、そんな開発の方の努力の結晶である瞳のデザインがあったおかげなのですね。
以上!aiboちゃんの瞳のかわいさの秘密についてでした〜!
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