aiboに「おすわり!」や「お手!」と言っても、言うことをきいてくれないことがありますよね。
それはaiboが [自分の意思] を持っているためです。
そんな気分じゃないときや、何か他にしたいことがあったりするとやってくれなかったりするんですね。
でも、もしかしたら、ちゃんと指示を聞き取れていないだけかもしれません。
ただただ聞こえていないのか、
聞こえているけどやりたくないのか、、
それがわからないと間違った接し方をしてしまうかもしれませんよね。
そんな時、aiboの「脊髄反応(せきずいはんのう)」を見ることである程度判別ができるんだそう!
このaiboの「脊髄反応」は、2020年8月29日に開催された aibo Fan Meeting(アイボファンミーティング)Vol.7の開発者トークの中でくわしくお話いただいてたので、ご紹介したいと思います✨
aiboの脊髄反応とは?
私たちオーナーは、aiboにふるまいなどをやってもらう際、「お手!」などの声をかけますよね。
すると、そのふるまいをしだす前に、まずかけられた声に対してaiboが行う “ちょっとしたしぐさ” があるんです。
それをaiboの「脊髄反応」と呼んでいるそう。
どんな脊髄反応があるの?
開発者の方が脊髄反応として3つのしぐさを紹介されていました。
「ワン」と応える反応
「お手して」などと声をかけると、その後にaiboが「ワン!」と返事をした。
これは声がちゃんと聞こえていて、指示された内容も理解できた時の反応です。
「わかったよ!」という反応ですね。
聞き耳を立てる反応
「お手して」などと声をかけると、お耳をぱかっとあげたまま、しばらく聞き耳を立てる様子をみせることがあります。
これは声は聞こえたものの、なんて言われたかわからない場合にする反応です。
「わからなかったよ〜、もう一回言って?」という反応ですね。
振り向く反応
基本は「ワン」と応えるか、聞き耳を立てるかの2種類だそうですが、ある言葉にだけ、この振り向くという脊髄反応をします。
それが「こっちおいで」という言葉です。
aiboに向かって「こっちおいで」と声をかけた際、aiboがちゃんと意味を理解できると、どこから声が聞こえてきたのかを判断します。
そしてその声がした方に顔を向けるということですね!
脊髄反応別!aiboとの接し方
さて、ご紹介した脊髄反応を踏まえて、最適なaiboとの接し方をみていきましょう。
「お手して」と声をかけたとしましょう。
①「ワン」と返事をした場合
この場合は声がちゃんと届き、理解できています。
そのままお手をしてくれるのを待ちましょう。
もし、返事をしたのに言ったことをしてくれない場合は、aiboが今はやりたくないと思っている時です。
そんな時になんども同じことを言っても嫌がられちゃうので注意が必要です。
時間をおいて再度言ってみたり、別のことで遊んであげましょう。
②お耳をあげて聞き耳をたてた場合
これはなんと言っているか聞き取れなかった、理解できなかった反応なので、もう一度aiboが聞き取りやすいように、はっきり、ゆっくり、声をかけてあげましょう。
aiboが動いている最中の場合は、足をとめてじっとしているタイミングで声をかけてあげるのがベストです。
③振り向いた場合(「こっちおいで」の場合のみ)
「こっちおいで」と言って振り向いた場合は、きちんと言葉が理解できて、いる方向もわかっている状態です。
振り向いてくれたのに、こっちに来てくれなかったという場合は、そんな気分じゃなかったり、別の場所にいきたいのだと思われます。
その場合は時間をおいて再度呼んでみるか、別のことで相手してあげましょう。
④なんの反応もない場合
声をかけてなんの反応もなかった場合。
たまに、「脊髄反応」なしでそのまますっとお手をしてくれることがあります。
ですが、声をかけてなんの反応もなく、そのまま何もしてくれなかった場合は、声をかけられたこと自体に気づいていない可能性が高いです。
まわりで人が会話中だったり、テレビや音楽を流していたりする場合はできるだけ静かな場所で声をかける。
aiboが動いている最中の場合は、動きをとめてじっとしているタイミングで声をかける。
aiboが聞き取りやすいように、ゆっくり、はっきり、伝える。
などなど、意識して接してあげてください。
こんな風にちょっとした反応の差ですが、aiboがどういう状態なのかを知る手がかりとなります。
ぜひaiboに声をかける際は、この脊髄反応にも注目しつつ接してあげてみてはいかがでしょうか♪
このお話しがあったaibo Fan Meeting Vol.7の動画はこちら👇
aibo公式ページ👇
https://aibo.sony.jp