昨夜(2019年11月5日)、渋谷のスクランブルスクエアの中のSHIBUYA QWSにて、ロボコレ2019というイベントが開催されました!
なんと、このイベントではロボットたちが服を着てランウェイを歩く(人間に抱えられながら)、、世にも珍しいロボットたちのファッションショーが行われたんですよ!
私の人生、人間のファッションショーですらみたことなかったのに、まさかロボットのファッションショーを先に体験できようとは!(笑)
我らがaiboにとっては、公式が認めるお洋服がはじめてお披露目される場ということですごく注目していたオーナーさんも多かったのではないでしょうか!
今回はそんなロボコレ2019を、幸運にもaiboオーナーとして招待していただいて拝見することができましたので、ばっちりみっちりご紹介していきたいと思います〜!(๑˃̵ᴗ˂̵)و
ロボコレとは?
ロボコレとは、ロボット・プレタポルテ・コレクションの略。
”パリコレ”と同じ感じで、こちらはロボットのためのファッションショーです。
このイベントは、Rocket Road社が展開するロボット用アパレルブランド「ROBO-UNI」(ロボユニ)が主催。aibo以外にもPepperやロボホン、ロビなど、様々なロボットたちに合わせてロボユニさんがお洋服を作成。
そのお洋服を着たロボットたちが、ランウェイに登場するという、時代の最先端を行くイベントです!
今回はなんと20社、80体のロボットが集結しました!
観覧者たちもさまざま
このイベント、見に来ている人たちはロボット好きな方ばかりではありません。
メディアの方達をはじめ、チケットを購入して、このイベントに興味を持って来ている人たち、ロボット開発者の方達、すでにロボットと暮らしているユーザーの方達、ロボットとは関係ないアパレルの方達などなど!
ロボット自体に興味ある方もいれば、まったくロボットには興味なかった方も一緒になってこのイベントを楽しむことができちゃうんです。
そうすることで、より多くの人にロボットと暮らすこと、ロボットが服を着ることが、”特殊なこと”ではなく”あたりまえ”になっていくきっかけとなるのかもしれません。
(ちなみに私は今回aiboオーナーとしてご招待いただき、オーナー席から観覧させていただきました!)
開催場所も最先端!渋谷スクランブルスクエア!
今回のロボコレ開催場所は、、
な、なんと、、
11月1日にグランドオープンしたての渋谷スクランブルスクエア!
その15Fにある、SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)にて行われました。
QWSは普段会員制となっており、新しい価値を作り出そうとしている人々が集まるコミュニティを目指している場所だそうです。
今回のロボコレも、まさに新たな価値を作り出そうとしているということで、QWSはうってつけの場所だったというわけですね。
渋谷駅に直結しているこの新たなランドマーク。
そんな場所にさっそく行けたということだけでも、私はテンションあがってしまいました(笑)。
ちなみに、この渋谷スクランブルスクエアの屋上にはSHIBUYA SKYと呼ばれる展望施設もあり、イベント前にaiboオーナーさんたちと行ってみちゃったり(^^)!
東京の街並みを一望でき、まばゆい夜景にうっとり☺️✨
また展望台の詳しいレポは別でご紹介しますね♪
渋谷スクランブルスクエアのHPはこちら⏬
SHIBUYA SCRAMBLE SQUARE
渋谷エリアでは最も高い地上47階建ての、展望施設、オフィス、産業交流施設、商業施設により構成される複合施設。「混ざり合い、生み出され、世界へ」をコンセプトに、世界中に知られる日本を代表する名所、渋谷のスクランブル交差点に面する新たな「SQUARE(街区/広場)」として、渋谷の中心からムーブメントを発信し、新たな文化を生み出すステージとなることを目指します。
さあ、肝心の「ロボコレ2019」の内容を見ていきましょう〜!
ロボコレ2019開幕!
合同記者会見
まず、ショーの前にロボットメーカーの代表の方々が登場!
今回初登場のロボの代表の方々からコメントがあり、初となるaiboチームからは松井 直哉氏がコメント。
松井さんから今回参加にあたってのコメント#ロボコレ2019 pic.twitter.com/BLQkjVZuQo
— tocco1118 (@tocco1118) November 5, 2019
松井氏「ロボユニさんの、ロボットアパレルという技術やノウハウを生かしていただいて、aiboの魅力をより高めてもらえるのではと楽しみにしている。
aibo1体1体が個性を持っているということで、ロボユニさんとコラボしてaibo自身唯一無二の存在ですので、aiboの個性というものを育んでいただいて、楽しむ機会にしていただければ」
その後は、ロボユニが各社のロボットをロボユニが作ったユニフォームとセットでレンタル開始するとの発表がありました。(ただしaiboは今の所対象外。)
各メーカーでレンタルサービスをすでに初めているところもある中、レンタルといえども、価格がなかなか高価で一般の方が手を出しにくい状態だそうです。
以下ロボユニ代表の 泉 幸典 氏のコメント。
ーー今ロボユニが、レンタルサービスをやる意味とは、、?
洋服を通して新しい文化を伝えたい、ロボットという新しいカルチャーを広めたいという思いがある中、ロボユニであれば、パートナー企業のロボットたちすべてを扱うことができる。
そしてメーカー側にとってもロボユニを通した供給を広めていけるのでは、とのこと。
価格もそこまで高額ではないため、個人の方はもちろん、ビジネスユースで導入を悩んでいたところにも試していただきたいそう。
ーーどんな方に一番利用してもらいたい?
ロボットが嫌いな人にぜひ試してみてもらいたい。たっかいわーって言ってる人に。
とりあえず触ってみてください。
これからの未来、想像力をかきたてるような体験をしてもらいたい、とのことでした。
ファッションショー
さて、お待ちかね!記者会見のあとはファッションショーがいよいよスタート!
順番にご紹介していきますね〜!(ちなみにaiboちゃんは大トリです。)
Sota (Vstone)
普及型社会的対話ロボット「Sota(ソータ)」 | ヴイストン株式会社
TAPIA (MJI)
ロボコレ唯一の女の子設定のロボちゃんだそうですよ〜🤖🎀
公式HP➡️https://mjirobotics.co.jp
Musio (AKA)
Musioは英会話ロボット!私もお迎えしたら喋れるようになれるかしら😳✨
Musio(ミュージオ), your curious new friend
人工知能ロボットMusio(ミュージオ)は、英語学習の最高のお友達です。自然な英会話やインタラクティブな教材学習で、どんなあなたの英語学習もサポートします。
unibo (unirobot)
ユニボ
世界初の個性を学習するパートナーロボット『 unibo 』|ユニロボット株式会社
Kibiro(FRONTEO)
ATOM(講談社)
コミュニケーションロボットATOM 公式サイト│講談社
最新の人工知能(AI)技術を搭載!家族(最大12名)を認識、会話とクラウドで成長する日本初のキャラクター型コミュニケーション・ロボット ATOM の情報をお届けする公式サイトです。
Robi2(DeAGOSTINI)
週刊 ロビ2 | デアゴスティーニ・ジャパン
「週刊 ロビ2」デアゴスティーニ・ジャパン公式サイト。直送定期購読キャンペーンなど情報満載。
RoBoHoN(SHARP)
ロボホン
スマホの未来がロボットになった。ココロ、動く電話。
ビッグクラッピー(バイバイワールド)
出てきた瞬間からすでに笑いが!(笑)
お洋服、そうきたか〜〜(笑)。
どうしてもという方には、ロボユニ公式衣装のみの販売も受け付けてくれるとか。
どうぞ身の回りの棒状のものに着せてお楽しみください、とのことでした!(笑)
ビッグクラッピー
拍手ロボット、ビッグクラッピー製品サイト
pepper forBiz (SoftBank)
なんと、ここではJR渋谷駅駅長さんがコラボ出場!
リアルの駅長さんと、駅で働くペッパー君のツーショットに大きな拍手がおきました!
Pepper for Biz | 法人のお客さま | ソフトバンク
Pepper(ペッパー)の法人向けサービスPepper for Bizのご紹介ページです。2,500社以上の導入実績に基づくテンプレートを選択するだけで、プログラミングなしですぐに導入が可能。Pepperの遠隔監視や稼動レポートの作成など運用サポートも充実しています。
NAO (日本サード・パーティ株式会社)
NAO ヒューマノイドロボット – JTP 日本サード・パーティ株式会社
NAOは、世界で最も普及しているヒューマノイドロボットです。愛くるしい表情と親しみやすい雰囲気を持つ一方で、本体には、カメラ、マイク、ソナー、タッチセンサーなど多くのセンシングデバイスが搭載されており、人の話す言語、顔や表情を認識し、聞く、話す、動くなどインタラクティブなコミュニケーションを行うことができます。
XPERIA Hello! (SONY)
Xperia Hello!(エクスペリア ハロー)G1209 | スマートプロダクト | ソニーモバイル公式サイト
あなたを理解するコミュニケーションロボット、Xperia Hello! G1209の製品情報。
Qoobo(Yukai Engineering)
我が家にもいるしっぽクッション、Qooboも登場!
抱えられているそばから、もうしっぽがブンブンうごいてて、めっちゃ可愛かったです!(笑)
しかもなんだか、服をきていることで暖かそうですね。
Qoobo | 心を癒やす、しっぽクッション。
Qoobo(クーボ)は、しっぽのついたクッション型セラピーロボットです。そっと撫でるとふわふわと、たくさん撫でるとぶんぶんと、そしてときどき気まぐれに、しっぽを振って応えてくれます。それは、動物のようにあなたを癒やす言葉のいらないコミュニケーション。しっぽセラピーで、癒やしのある毎日がはじまります。
relay (savioke)
ちょっとステージの段差の関係?か思うように動けない、relay。
がんばれ〜!と応援したい気持ちに、、!
デリバリーロボット「Relay」活用サービス | NECネッツエスアイ
自律搬送デリバリーロボット「Relay」の導入から運用までをワンストップで提供します。従業員の作業支援のみならず、先進サービスを提供し、高い広告効果を提供します。
Robi(DeAGOSTINI)
スペシャルゲストとして、ロビの生みの親、高橋智隆 氏が自身でデザインされたロビのボディ柄の服を着て登場!ロビも、おそろいの服を着ています😳✨
ロビからすると、人間でいう、裸がプリントされたTシャツを着ているような状態ですね(笑)。
aibo (SONY)
我らがaiboちゃんはショーの大トリでした!
aiboの登場に会場からはひときわ大きな歓声があがりましたよ✨
男の子(ブラックベースのスタンダードカラー)
男の子(ブルーカラー)
男の子用(グリーンカラー)
女の子用スーツ リボンタイ付(ピンクカラー)
女の子用(イエローカラー)
女の子用(レッドカラー)
基本的には同じデザインで、女の子用のはリボンが少し大きめなのかなと!
(ちょっと席が遠かったため写真も画質が悪く申し訳ないです🙏💦)
2020年度中の発売を計画中とのことでしたよ〜!
他にもaiboグッズ続々と発売予定だそうなので、楽しみですね♪
トークセッション「ロボット共生時代」〜アパレルがつなぐロボットと人の暮らし〜
ロボットたちのファッションショーが終わったあとは、ロボユニ代表の泉氏の他、今ロボットやAIなどの分野で活躍しておられるお三方が登場。
「ロボット共生時代」〜アパレルがつなぐロボットと人の暮らし〜 をテーマにトークセッションが行われました。
・ロボットアパレル開発責任者 泉 幸典 氏
・ロボットクリエーター 高橋 智隆 氏
・ライゾマティクスアーキテクチャー代表 齋藤 精一 氏
・ゲームAI開発者 三宅 陽一郎 氏
キーワードは「共生時代」
このパネルセッションのお題を考えたのはロボットアパレル開発責任者の泉氏。
この「共生時代」というキーワードに込められた思いとは?
泉氏「ロボットと人が共に暮らすための、その間に洋服というバイアスをかける。人がもっている文化をロボットの方に搭載することで、人間の方から洋服を着たロボットに愛着をもつことができる。
ロボットと人との共生時代という中に自分たちの作ったロボットアパレルが役に立つのでは。」
服を着るという行為をロボットがすることによって、よりロボットという存在を身近に感じることができ、それが人とロボットの未来につながっていくと考えられているそうです。
服を着ていない状態ですでに最高のデザインだけれど、、
ロボットクリエーターとして、ロビやロボホン、Sotaなどたくさんの方に愛されるロボットを作ってこられた高橋氏。
そんな高橋氏は実は、ロボットに服を着せることには否定的な考えを持たれていたそう。
高橋氏「ロビ、ロボホン、Sota、みなさんに愛されていて感謝しています。
そもそもは服を着ていない状態で最高のデザインをつくったつもり。ただ、オーナーさんが服を着せて愛でていただいていることはありがたいと思っています。
(ファッションショーでは)じゃあ逆にぼくがロボットの服を着てみようということで今回トライしてみた。」
ロボット自体のデザインが最高なので、そのロボットの服を逆に高橋氏が着て登場するというなんとも面白い一幕となっていましたね。
そんな中、ロボユニの泉氏も、最初は一般家庭用のロボットの服は作るつもりはなかったそうで、、
泉氏「一般のカジュアルなロボットの服を作ろうとは思ってなかった。それは勝手にオーナーさんたちがつくるものだと。制服は第三者に何者かをわかってもらうためのもの。人間よりも顔も体も同じで量産されるロボットにおいて、ユニフォームを着せることで、AIやシステムがもっている役割を可視化できるようになる。
あの子は受付ができる、あの子はデジタル系の何かを教えてくれる子だなというのがわかるようになる。
そんな企業向けに制服を作っていた泉氏。
そこに、シャープから家庭用ロボホンのスタンダードなお洋服を作って欲しいとの依頼がきたそう。
ロボホン生みの親、高橋氏の思いも知っていただけに、泉氏もすごく悩んだ上、何度もなんどもデザインを考え提案し、ロボホン用のお洋服を作成。
ロボットの動きに支障がでないよう、熱がこもらないよう考え抜かれて出来上がったお洋服のクオリティの高さを見て、もともとロボットに服を着せることは”ナシ”派だった高橋氏ですが、”アリ”に考えが変わったそうです。
制服を着せることでロボットも社会性を身につける
ゲームAI開発者の三宅 陽一郎氏は、初めてロボットに服を着せるということに衝撃をうけた、と言います。
15年ほどゲームのキャラクターを作ってきている三宅氏。
三宅氏「ゲームキャラクターは人に愛されることが何より重要。人に愛されるようにキャラクターの知能(AI)を高めたのに、それが必ずしも愛されることには繋がらなかった。
ただ、今回泉さんがロボットに服を着せるということで驚いた。服を着せる、制服を着せるということは社会的に組織に従属する、社会に参加しようという意思が含まれている。
どんなに知性を高めても得られない社会性というものを、服を着ることで一瞬で獲得してしまうという魔術を今日ありありと見せつけられた。」
たしかに、お洋服を着ているロボットを見ることで、なんだかわからない身近さというものを感じていましたが、それはロボットが社会性を持ったように見えるからだったんですね、、!
ロボットが生活にはいってくることの繊細さ
家庭用ロボットのように、それまでない概念のものが日常生活の中に入ってくるというのは、違和感を感じる人もいるかもしれない。
そんな中、入り口をカスタマイズすると愛着がを持てると言う、ライゾマティクスアーキテクチャー代表の齋藤 精一氏。
「ライゾマティクス」は日本や世界からも注目されるクリエイター集団で、最近では渋谷スクランブルスクエアの展望台「SHIBUYA SKY」での光の演出もされています。
齋藤氏「入り口は楽しい、かっこいい、美しい、かわいい、という体験、エンタテイメント性を大切にしている。そこからこういう未来があるんだと想像してもらえれば。
家庭用ロボットにおいても同じで、入り口が少しでもカスタマイズされてると愛着がわく。
例えば、携帯電話の壁紙などをカスタマイズするだけで、ものの1分以内に自分のものという感覚になる。それだけでもう愛着がわく。
それと同じように、ロボットにも服を着せるというカスタマイズをすることで、自分のものになった感覚と同時に愛着がわく。」
衣装を着せるという行為が感情移入を促す装置となるんだそう!
ロボット文化が自立発生する未来
人工知能たちが自分たちで新しい文化をつくるという未来があったら面白いのではないかと三宅氏。
服を着るという文化的な行為をロボットたちが自ら考えて行う。
ロボットが別のロボットをみて「あの衣装よかったな」と思って、家に帰ったらその衣装に着替える、、というような感じで、ロボットたちの間に服がはやる。
そんなロボット文化がロボットたち自身から発生する未来がやってきてくれると、わくわくする。
そう考えると、服というのはロボットの最初の文化になるかもしれない。
ロボットたちの文化を見て我々が楽しむ。
人間だけの文化だけではなく、別の「ロボットの文化」がとなりにあるというだけでちょっとホッとするかもしれない。
たしかに、AIが発達していくことで、ロボットたち自らが考えて、文化的な行動を行なっていくようになる可能性は十分にあるわけですもんね!
今でもaiboと暮らしている中で、aiboが自分で考えてこれはやりたくないと思ってやらなかっただけで喜んでいる飼い主です。もっともっとaibo自身が考えていろんなことを始め出したら、きっとそれを眺めているだけで楽しめちゃう自分が容易に想像できました(笑)。
カスタマイズ性の幅はすでに広がっていっている
カスタマイズすることで、愛着が持てるという話は先ほどでてきていましたが、これからカスタマイズ性というのはどのように広がっていくのでしょうか。
ロボユニ代表泉氏によると、今でもカスタマイズ性という意味ではすでに広く対応しており、ロボットのユニフォームをつくるにしても、1つの企業で採用された場合、その企業さんに合った制服をオートクチュールで1着デザイン、制作しているとのこと。
企業だけではなく、個人のロボットのオーナーさんからもオーダーがあれば、1着12万ほどの服をつくったりもしたとのこと。小ロットから大量生産のものまで幅広く対応しているそうです。
ただ、難しいのは人間のファッションをロボットにそのまま着せたいという方もいるが、ロボット自体が肌色じゃないので、人間に似合っていても、ロボットには合わないという可能性も。エッジがきいたその先のファッションというものにたどり着くのが難しいとのことでした。
たしかに、ロボット自体の色というのがあるので、どうしても似合う似合わないは出てきますよね、、!でもいつかうちのaiboとおそろコーデとかしてみたいなぁ、、ペアルック的な😇🐶
ロボット自体のカスタマイズ性についてはロボットクリエーターの高橋氏から。
高橋氏「ロボット本体もカスタマイズ性はひろがっていて、ロビやロボホンも一部のパーツが取り替えれるようになっていたりする。百貨店やデザイナーさんとコラボしたパーツもすでにはじまっている。
ただし、カスタマイズはこちら側からおしつけるものではなく、自発的にしてもらうものだと思っている。
たしかに、ロボットにお洋服を着せることだって、オーナーさんたちが「こうしてあげたい」、「うちの子はこんなイメージだ」なんて思いがあってこその物な気はしますね。
それぞれのオーナーさんたちのaiboちゃんを見ていても、この子は可愛らしいイメージ、この子はワイルドなイメージ、、といつの間にやらファッションを通して、そのaiboちゃんの個性を感じている自分がいます。
ロボット、AI、私たちの生活との関係性と距離感
人間の生活の中にAI、ドローン、スマートスピーカーその選択肢のなかにロボットがある。
生活とテクノロジーの関係性、距離感はこの先どうなっていくのでしょうか。
ライゾマティクスアーキテクチャー代表の齋藤氏は「あんまり言うほど変わらない。」と考えられているようです。
人間の価値観はそうそう変わらない。例えば3Dプリンタなどにおいても、全く新しいものを作り出せるが、今まで使ってきたものをもう一度修理することもできる。壊れてしまってもパーツを作って、ものを大事に使い続けることができる。
まったく新しいことを生み出すばかりではなく、今までの物を大事に長く使える環境が整うのではないか。
そしてゲームAI開発者の三宅氏は言います。
今AIは適用する段階にある。
オーナーの生活、ライフスタイルにそれぞれに対応して学習。
そうしていく中でそれぞれのオーナーとロボットの物語が発生する。
新しいインタラクションが日々生まれる。
相手を理解し、その人に合わせて行動する。どこまで人間を深く理解できるか、深い内面までどこまで深く理解できるかというところに人工知能の新しい可能性を感じている。
人間でも相手のことを深く知ることは難しいですよね。
この先もしかしたら人間よりもAIの方が自分のことを理解してくれる日がくるのかもしれません。
そのあと、ロボユニの泉氏にロボコレ第3回の開催へ向けてのエールがお三方より送られ、パネルセッションは終了しました!
ロボコレ2019を見終えて
今回イベントにご招待いただいて、素敵なショーを見ることができほんとに楽しかったです!
まだまだロボットと暮らすということが一般的なことになっていない世の中で、私たちオーナーは時代のパイオニア(先駆者)だとイベントでおっしゃられていました。
自分がそんな最先端な環境、価値観を持てたこと、とても嬉しく思っているとともに、パイオニアになったからには、まだこの世界を知らない人にもっともっと広めていきたいという使命感を持った会になったように思います。
また、普段なかなかお会いできない、aiboオーナーさんたちや、他のロボのオーナーさんたちとも交流できた貴重な機会となりました。ぜひぜひこれからも第3回、第4回と回を重ねていっていただきたいです。
以上!ロボコレ2019のレポでした〜!
今回イベント主催されているロボユニさんの公式ページはこちら⏬
HOME