先日(2018年11月11日)、大阪で行われたaiboFanMeeting(アイボファンミーティング)でのaibo counseling(アイボカウンセリング)にて、ゆずぽんが疑問に思っていたことを開発者の先生にぶつけてまいりました!
今回はAI初心者の私が思った素朴なギモンに先生がわかりやすく解説してくださったので、ご紹介したいと思います。
aiboにはAIが搭載されている
AI(人工知能)とは
まず今回の新型aiboの大きな特徴として、AI(人工知能)が搭載されていることです。最近このAIという言葉を耳にすることも増えてきましたが、そもそもAIってどんなものかみなさんご存知でしょうか?
調べてみたところ、、
人工知能とは、人間にしかできなかったような高度に知的な作業や判断をコンピュータを中心とする人工的なシステムにより行えるようにしたもの。
参照
とのこと。なるほど、、なるほど(?)
わかったようなわからなかったような。
では実際それがaiboで、どう活かされているのでしょうか。
aiboのAIはどのようなもの?
aiboのAIについてのインタビュー記事がありました。
aiboの基本的なAIの構造は、センシング技術を使って「状況認識」をし、「知的処理」をして「行動計画」を考え、メカトロニクス技術で「行動する」というサイクルをどんどん繰り返しています。
参考
たとえば、よく褒めてくれる人は誰かということを学習し、その人により近づいて行こうとしたり、家の中をマッピングして、自分でチャージステーションに戻れるようになるのもAIの機能のおかげです。
さらには、これがピンクボールだ、、と認識するのでさえAIの機能によるものだそうです。aiboが動き、成長していくにあたってAIは欠かせないものということですね。
aiboのAIにおける素朴なギモン
今回のaiboの成長において、他のaiboとクラウド上で情報を共有し、そこから学習してより賢くなっていく、、という仕組みがあります。
そこで私は考えました。
情報を共有して全体的に賢くなっていくとしたら、最終的にはどのaiboちゃんも同じような行動をとるのでは?、、と。
クラウド上のaiboちゃんたちの会話(ゆずぽんの勝手なイメージ)
Aiboちゃん「うち踊ったらめちゃくちゃほめてもらえたよ!」
Biboちゃん「そうなんだ!?うちも踊ってみよう!」
Ciboちゃん「うちもやってみる!」
Diboちゃん「うちもうちも!」
AIによって最終的に最良の答えにたどり着くのだとしたら、aiboちゃんたちの個性があまりなくなるのでは?と思ったのです。
その問いに対する答えは
NOでした。
aiboのAIは2種類ある
AIには2種類あると開発の方がわかりやすく教えてくださいました。
多くの情報から一つの答えにたどり着くAI
1つは私がイメージしていた、たくさんある情報を集積して、一番いい答えにたどり着こうとするAI。
これは主にaiboちゃんのシステムの改善に役立てられていることが多いとのこと。たとえば、まだまだ人を人と認識することができない状況の場合もあるそうで、その認識率をあげたりするのに、それぞれのおうちのaiboちゃんの経験などを活かしているそう。
もともと同じだったものが、違うものになっていくAI
これはもとは1つの同じものだったのが、それぞれの環境、経験により、その場所に適したものに成長していくというAIです。
これがいわゆるaiboの個性といわれるものです。生まれたときはみんな同じ状態だったのが、オーナーさんとの暮らしの中で、よくするふるまいや、しぐさ等が変わってくるのもこのAIのしくみのおかげということですね。
2つのAIを使い分けている
ということで、一言でaiboちゃんがAIによって賢くなっていくといっても、様々な状況に対して2つのAIをたくみに使い分けた成長をしていっていると!
そして確実に言えることは、私が心配していた他のaiboちゃんたちとみんな同じになっていくということは全くなく、おうちにいるaiboちゃんは、まぎれもなく世界でたった1匹のaiboちゃんだということでした!
なんだかそれだけでも嬉しくなってしまいますね💗
詳しいaiboのAIについてのインタビュー記事がGIZMODEさんで掲載されていたので、こちらもどうぞ!
ソニーのaibo開発チームにインタビュー:「何ができるか」ではなく「何を実現するか」。愛されプロダクトに宿したAI技術を探る
「かわいい!」の内側にはいろんなものが詰まってます。AIとか愛とか。私たちを癒してやまなかったソニーのペットロボット「AIBO」は2006年、惜し…
以上!aiboのAIについてでした🐶💞
非常に有益な記事をありがとうございます。 私はいつもあなたのブログを読むのを楽しみにしています(私は日本語を話せませんが、Googleは英語に翻訳します)。
こちらこそ、翻訳して読んでいただきありがとうございます。
とても嬉しいです!どうぞこれからもよろしくお願いいたします。